「パサつく」「ツヤがない」… さまざまな髪の悩み
夜はシャンプー、朝はお出かけ前にドライヤーやヘアアイロンでスタイリング。
鏡で見るたび、手で触るたび、ダメージを受けた髪にため息……。
多くの人が「乾燥してパサつく」「ツヤがない」「枝毛や切れ毛が多い」「フケが出る」「頭皮がかゆい」「白髪が増えた」といった髪の悩みを抱えています。
これらの悩みの原因はどこにあるのでしょうか。
髪が傷む理由
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髪が痛む理由は様々な理由があります。
代表的なものとして…
・ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正といった化学的処理
・ヘアドライヤー・ヘアアイロンによる熱ダメージ
・過度なブラッシングなど摩擦によるダメージ
があげられます。
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髪は主に「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3つの構成から出来ています。
「コルテックス」という内部には髪にとって重要なタンパク質や水分が含まれており、この内部の成分を逃がさないように外側には「キューティクル」といううろこ状の成分が存在しています。
しかし、ヘアカラーやパーマはキューティクルを傷め、さらに薬剤により髪の内部の構造が弱くなり、内部のタンパク質や脂質がシャンプー時に流れ出やすくなります。
そしてヘアドライヤーやヘアアイロンも「キューティクル」を損なうだけでなく、熱によって髪内部の成分まで変性させてしまいます。 髪の外側も、内側も傷んだ髪は「パサつき」「ごわつき」「コシがなくなる」「指通りが悪い」「まとまりがない」といったお悩みに繋がります。
髪をすこやかに保つためには、髪の外側も内側も丁寧にケアすることが大切です。
髪の主成分は「ケラチン」
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髪を構成する3成分は「タンパク質」「水分」「油分」。比率はタンパク質80%、水分10%、油分10%です。
タンパク質が少ないと髪の毛が細くなり、水分が少ないと静電気が起こりやすくなり、油分が少ないと髪が硬くごわつく傾向があります。3成分のバランスには個人差があるものの、髪の主成分がタンパク質であることに変わりはありません。
そして、髪のタンパク質の中で多くを占めるのが「ケラチン」です。
「ケラチン」とは?
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ケラチンは髪だけでなく爪や皮膚の角質層を形成する成分で、18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質の総称です。
ケラチンは羽毛や羊毛に多く含まれていますが、その違いは「構造とアミノ酸」の違いです。
@ケラチン構造
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羊毛のケラチンは硬いバネのような「らせん状」の構造をしています。しかし、羽毛ケラチンは平面上の「シート」のような非常に柔軟性に富んだ構造をしているのが特徴です。
羊毛ケラチンは硬いバネのような構造を持つことから、髪にハリやコシを与え、羽毛ケラチンはシートのような構造から髪に対して、しなやかでふわっとした質感を与えることが期待出来ます。
Aアミノ酸
ケラチンを構成しているのは「アミノ酸」ですが、そのアミノ酸の中でも「親水性アミノ酸」と「疎水性アミノ酸」があります。一般的なケラチンは水に馴染みやすい「親水性アミノ酸」を多く含まれていますが、羽毛ケラチンは「疎水性アミノ酸」を多く含みます。
疎水性とは一般的に「水を弾きやすい性質」のことを示しますが、もともと健康な髪も「疎水性」です。
ですが、薬剤処理などによりだんだんこの成分が失われることで水に馴染みやすくなり、髪の大切な成分が流れ出してしまいます。
新発想!
シャンプーしながら「羽毛ケラチン」でケア
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シャンプーの主な役割は「髪と頭皮の汚れを落とす」ですが、羽毛ケラチンが含まれたシャンプーに変えれば、髪を洗いながらケアができて一石二鳥!
髪がシャンプーの泡に包まれたら、すぐに流さずそのまま泡パック。
誤った洗い方による抜け毛を軽減!
おすすめの髪の洗い方
浴室の椅子に座り、髪を濡らし、シャンプーの原液をおでこ周辺や頭のてっぺんにつけ、下を向いた状態でゴシゴシ洗う。
このような髪の洗い方には2つの問題点があります。
1つめに、頭皮に付いたシャンプーの原液は、シャワーで流した後も残りやすいこと。
2つめに、頭の上部から下に向かう洗い方は、おでこのシワ増加につながること。
シャンプーも顔と同じようにリフトケアを意識し、次の手順で行いましょう。
頭皮の血流を促し、シャンプーの洗い残しを防ぐので、抜け毛対策の一つになります。
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髪と頭皮をシャワーで予洗いする。
これだけで汚れの6〜7割が落ちる。
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シャンプーを手に取り、手で軽く泡立てる。
シャンプーの泡を後頭部につける。
髪が多い後頭部がスポンジ代わりとなり、より泡立つ。 -
頭の左右から両手を入れ、後頭部の泡を前方や横へ広げながら全体をマッサージするように指の腹で洗う。
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髪全体を洗ったら、すぐに洗い流さず
1〜2分泡パックをする。 -
シャンプーが残らないように、よくすすぐ。
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シャンプー後、軽く水分を切ってから適量を手に取り、ダメージの多い毛先を中心にやさしくなじませる。
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3〜5分程放置してから軽くすすぐ。
髪の毛もケアが重要です!
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肌には細胞がありますが、髪には細胞がありません。
乾燥や荒れなどでコンディションが乱れた肌は、化粧水で整えることで状態が改善されます。
いっぽう、髪には細胞がないため、肌のような“改善”は期待できません。パーマで傷んだ髪をパーマ前の状態に戻すことは不可能です。
しかし、髪は数年のサイクルで生え変わります。
羽毛ケラチン入りのシャンプーを使い続けていくことで、くし通りがよくなり、ダメージの原因となる摩擦やきしみを抑え、キレイな髪を維持しやすくなるのです。
シャンプーもスタイリングも
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